このコーナーでは、私堀川りょうが声優俳優人生で知りえた事を紹介して、若き声優の卵たちを育てて行きたいと思います。
さて今日の生徒代表、自己紹介どうぞ。
タカムラテツヤです、よろしくお願いします。
アテレコ、アフレコという言い方をしますが、アフレコは「アフターレコーディング」。映画やドラマのなど、撮影の後から俳優さんが自分の声だけを録音することですね。アテレコというのは映像作品において、自分が演じた役ではなくて、アニメや吹き替えと言われるものですね。
基本はお芝居ですから、声で表現することではないと思うんですね。役になりきることによって、自然に声になると思いますね。
そうですね。
舞台と同じ役作り、だから俳優でないと出来ない職業ですよね。
ただ媒体が音だけだから話法というか、喋りで絵を想像させなきゃいけないし、映像は映像で台詞がなくても雄弁に見てる側に語りかけるものがあるので、相乗効果で、舞台もして、声もしてと盛り上げていくことが出来ると思いますね。
普段から出来る練習方法ってあるんですか?
想像力かイマジネーションを働かせてなんでも観察することですね。遊び心でね。あの日は誰と待ち合わせているんだろうとか、彼女かな、友達かなとか。
僕も待ち合わせなんかで喧嘩してるっぽい男女の会話を勝手にアテレコしたりして。
そうそう、そういうのでいいよね。
遊び心の部分って、人には教えられないしね。自分でつかんでいくものだし。
経験を積んでいってですね。
そうだね、でも経験だけじゃ補えないものもあるから、例えば殺人のシーンなんて、経験してないから出来ませんとかは言えないよね。だから経験と想像力どちらも養っていかないとね。だから無駄な時間なんてないね。勉強の時も遊んでる時も。
周りの人の言動が全部自分のためになるんですね。
ほどほどにね(笑)
楽しむ心が大事だね。ご飯の時も、友達と遊ぶ時も、彼女といる時も全部蓄積されていくね。